名もなき英語好きの日記

英検、全国通訳案内士、TOEICを中心に英語学習について書いています。あまり若いころに勉強をしておらず留学経験もありません。達人の英語ブログではなく普通の人が英語学習や資格試験に役立ちそうなことを書いています。いっしょにがんばろうと思える内容になれば幸いです。(^o^)  英検1級・全国&地域通訳案内士[英語]

英検1級のG1 −1〜2は合格間近です!あきらめないで!


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私は英検バンド一次で −1 が2回続き合格しました。最初に思ったのは、やはりまだまだ力が足りなかったのか…です。受かるときは少し余裕で受かり、落ちるときはギリギリで落ちるというのは試験のセオリーかとも思います。

 

しかし、私なりの結論から言うと−1までくれば合格は目前です。英検が誇るCSEスコアは公平平等に見えますがいくつか不安定な箇所が2つあります。1つは作文です。人がつけた点数を数値化しているので当たり外れはあります。いやいや全てCSEスコアなんだから計算処理されているでしょ・・と思う方も多いかもしれません。しかし計算処理をするときに、その作文を読み込めば自動的に数値になるわけではありません。まずは最初に人が素点をつけ、それを処理していくことになります。つまり最後に出てくる英作文のスコアは出来上がった素点による平均点や偏りは調整されているものの、まずもって最初の何点かをつけるのは採点者だということです。

 

そしてもう一つは二次試験です。こちらも同じように、決められた観点に基づき得点をあらかじめつけて、その得点をCSEスコアに変換しているはずです。こちらもCSEスコアになった状態では毎回均整のとれた数字になりますが、そもそも評価の大元の得点自体は試験官2人の独断ということになります。

 

もちろん試験官たるもの研修も繰り返しているとは思いますので、試験の観点・チェック項目はあるので平均値になるかとは思うのですが、英検1級の英作文の200語を何度チェックするのか・・・二次試験の十数分をどこまで試験官二人で議論して採点するのか・・・おそらくそこまでの長期間の議論にはならないかと思います。いい意味でも悪い意味でもざっくりしたものになるでしょう。

 

そうなると悪い意味で厳しくなるのでは?という疑問もあるかもしれません。実はこれは絶対無いという話ではなく、明らかに厳しい試験官・採点官はいます。あとで考えてもそれはないやろ〜っていう作文のスコアもありました。しかし英語の作文などを採点した経験のある方でしたらお分かりかもしれませんが、なんとなく変・・というので減点するのは非常に面倒くさいものです。逆にある程度の得点をあげていればトラブルにならず仕事した感じも出たりするんですね。(^_^;)

 

逆にこの2つの観点以外の長文や英作文・リスニングなどは恐ろしいほど平等でこれはこれで公平ではありますが、受験者の能力がはかれるかというと誤差がでるかと思います。たしかに単語を1つ覚えるのは長文の読解よりも時間がかかるという方もいるかもしれませんが、単語を覚えたからといって長文が必ずとけるわけではありません。難易度によるCSEスコアに関しては諸説ありますが、私の体感では同じセクション、つまり語彙と長文は同じカテゴリ、リスニングは最初から最後までそうCSEスコアは変わらないかと思います。1秒でとける単語1つも必死で見開き2ページでとけた1問もあまり変わらないということになります。

 

そういう点ではTOEICなどは超公平なテストと言えます。たとえば900点ギリギリで届かないという方は何度か受けても同じようなスコアがでます。730とか860という区切りも適当ではなくおそらく根拠のある区切りなのだと思います。

 

しかし、今回伝えたい前向きな考え方としては英検において不合格者と合格者がいたとしてもプラス1とマイナス1は採点者による誤差でかわることも大いにありうるということです。少なくとも私は二次試験のときは面接官との相性はよかったと感じています。

 

そして力が変わらなくても数回での誤差が合格につながったり、ギリギリで落ちてがんばっている間にボーダーを超えていくものかと思います。

 

マイナス1は凹みます。今までの努力が虚しい結果で終わったと思うこともあるかもしれませんが、合格する力は必ずあると思います。