名もなき英語好きの日記

英検、全国通訳案内士、TOEICを中心に英語学習について書いています。あまり若いころに勉強をしておらず留学経験もありません。達人の英語ブログではなく普通の人が英語学習や資格試験に役立ちそうなことを書いています。いっしょにがんばろうと思える内容になれば幸いです。(^o^)  英検1級・全国&地域通訳案内士[英語]

『英検1級・二次試験』前日&当日のリアルな感想

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私は一次試験は何度か受けましたが、二次試験は幸運にも1度で合格しました。何か使える情報があればご活用ください。


・前泊するかどうか
正直お金もかかることですので結構、悩みました。土曜日は夕方まで仕事だったので、当日の朝出発も考えました。私の住む地方では英検1級は二次試験会場がありません。私は大阪受験を選びましたが、悩んだ結果大阪で宿をとりました。



結果的には大正解だったかと思います。二次試験自体は十数分ですので体力的な問題はなかったですが、1番に考えたのは試験ギリギリまでホテルでしゃべり続けられることです。移動中は声が出せないのでギリギリ到着ではアカンと判断しました。


・A日程かB日程か
これは好みにもよるかと思いますが、一次試験の段階ではなんとなく決めてしまうことが多いです。仕事の予定や準備の状況を考えて慎重に決めるほうがよいかと思います。

私は少しでも二次試験の勉強時間がとれることを基準に考えました。ちょうど仕事も休みのB日程にしました。試験は辛いものでもあるので早く終わらせたいという気持ちもありましたが、ここは冷静に考えできる限り遅い日程を探しました。



・試験前日
会場は大阪のYMCAという学校でしたので、すぐ近くのアパホテルをとりました。徒歩3分で良い立地でした。


前日に仕事を18時半に終えて、18時55分のバスへにスーツ姿のまま乗り込みました。この25分は必死でした。車でバス停に行くと駐車場が満車の恐れもあったので自転車でむかい、とにかくバスに乗ることだけを考えました。(^_^;)


なんとかバスに乗りました。スーツ上下にスニーカー、パンパンのリュックを背負うという怪しいかっこうでした。大阪着が23時ごろ、そこから予約していたホテルへ向かい、24時ごろチェックイン。


車じゃないので、途中でラーメンと生ビール🍺この感覚を知っている人とはぜひ話をしたいですが、試験前泊のビールは美味しいです!おそらくかなりの疲弊とストレスもかかった状態ですので、ささいな幸せをかみしめられるのだと思います。


最近はコロナの影響で県外どころか近場も観光できていませんが、普通に勉強して試験に挑める環境が本当は貴重な毎日だと気づきました。(^^)



一応会場を夜中に下見して朝3時くらいまでイメージトレーニングしました。
地図上で近くても必ず下見はしておきます。意外と素直に会場まで行けなかったりします。(^_^;)


以前、全国通訳案内士の試験で近場にも関わらず夜中にたどりつけず迷子になり2時間ほど探したこともあります。道は分かるのですが、通れる道が限定されていたり、会場が分かっても試験を実施する建物が分からなかったりしますので必ず試験の本当の会場まで見つけておくべきです。


夜中に開いている飲み屋かバー発見して、誘惑にもかられましたが、冷静に判断してホテルに戻りました。


正直、仕事と移動とで眠かったですか、何種類かは二次試験のテーマを想定して声を出していました。集合が11時くらいの枠でした。


朝は8時くらいに起きました。起きたら、ホテル代に組み込みのバイキング形式の朝食を食べてすぐ練習に戻りました。これも多分ただの朝食バイキングでしたが、県外で特別な環境でしたので美味しく食べれました。(^o^)


とにかくここまでくる手間が、いろんな意味で半端なかったので、もう二度と来るまいという思いで、半泣き状態で踏ん張りました。眠い、疲れた、難しい、不安…いろいろな負の感情も押し寄せてきましたが耐えれました。


二次試験が初めてだったので、ここまでこれたという達成感もあり、ワクワクした気持ちもありました。やはり人間同じことばかりでは飽きますね。1級に挑戦しているという喜びもあったのかもしれません。


・試験会場へ
そして朝食後に早めに会場に向かいました。受付は最初の方にしたので呼ばれるのも早かったです。服装でなやみましたが、嫁にスーツをすすめられ、スーツにしました。


結果的にこれがなければ落ちてたのではと思います。ジーパンよれよれシャツのオジサンもいましたが、おそらく彼らは達人なので外見はどうでもよいのでしょう。


私の戦闘力ではスーツで少しでも、ましにしないと戦えませんでした。カジュアルすぎる受験生をみると、気持ちに少し余裕ができました。

正装の方は2割から3割だったでしょうか…どこに言っても騒がしい人、落ち着きのない人、態度の悪い人はいましたがあまりきにせずにイメージトレーニングを繰り返していました。


待ち時間はトイレなども試験管の許可がいります。何度もトイレにいく方もいますが、なるべく集中を切らさないようにしていました。



・試験中
最初のフリートークはあまり影響はないといわれますが、個人的にはここで半分くらい決まるように思います。油断は禁物ですが楽しく会話できるのがいいかと思います。結局英検の合否判断は人にされるのですから。


自己紹介は二次試験対策本などを見て、ほぼ暗記していたのを言いましたが、ここで私は全国通訳案内士の勉強をしている、地域通訳案内士のボランティアをしていること、をさりげなくアピールしました。


実際は年に数回しかボランティアガイドはできていないのでほぼ素人ですが、多少のはったりも大事かと思いました。日本人女性と外国人男性が面接官でしたが、外国人男性が日本の文化的な観光の話に食いついてきてくれ、なごやかな雰囲気で面接が始まりました。


トピックは
『仏教は日本の文化に今も影響し続けているか』
というのを選びました。正直、過去問をみても奇異なトピックでした。どちらかというと通訳案内士向けという感じがしました。


選んだときも試験管は、え、それ選ぶの?といった表情でした。幸いにも全国通訳案内士、地域通訳案内士の勉強をしていたのでなんとか説明できました。


内容はあまり良くなかったですが、スコアが高かったのは採点後に平均点の調整があり、このトピック自体の難易度が高いと判断されたのだと思います。

簡単に話せそうなものは若干ハードルもあがる(CSEスコアが伸びない)のではと感じました。


ただし、これは特殊ケースかもしれません。菩薩や如来など仏教を英語で語るのもまた大変です。試験管も多分そこまで詳しくは分かってなくて、なんかこの人よく知ってるわという雰囲気が出たのかもしれません。


あくまで英検1級の試験官ですので観光の専門家ではなく、私の場合は自分のフィールドに引き寄せられたのかもしれません。日本人試験官は3大資格くらいは持っているかもしれませんが、ネイティブ試験官はいろいろいるかと後で推察。


質問もなんとかこなしていきましたが、最後に、では仏教が日本に及ぼしている影響の例をいってくださいときかれて、つまりました。なんとか時間稼ぎもしましたがうまく言えず、最後は、うまくいえない、すみません、で終えました。


振り返ると、ごちそうさま、とか、お参り、とか七五三とかいくつかありましたがその場ではどうにもなりませんでした。


冷や汗を書きながら それでも 最後までふんばろうと なんとか大きな声を出し、笑顔で退室しました。


その場では『いけたかな』と思いましたが、最後の質問で失敗したのが心配でした。


結果はギリギリで合格でしたので、最後に諦めていたら不合格だったかと思います。(^_^;) 他の口述試験でも同じですが試験官は仕事ですので基本的には不機嫌なわけではありません。


少しくらい会話がはずむのは当たり前と思い油断しないようにしましょう。


話が脱線したからといって時間が増えるわけではないので、とにかく本筋の質問を意識しつつ和やかなのが一番かと思います。