通訳案内の対価
今は会社務めなので副業はしてませんが、初心者英語観光ガイドで悩むのが、ボランティアかどうかではないでしょうか。1日島観光してゼロ円でもよいという人もいます。私も経験がないので実践のチャンスはほしいです。でも裕福でもないので、しっかり勉強してきた分すこしは対価がほしくなるのは当然ではないかとおも。新人仲間たちともよく同じ悩みについて話します。ここでベテランボランティアガイドの方が入ると意見は分かれます。聖者じゃないので生きるためにお金はいる…と思うのですが…(;_;)
ここは常に賛否両論ある問題で各県にはほぼ必ず通訳ガイドなどのボランティア団体があるかと思います。多くはお仕事を引退された60歳以上の方々が中心なのですが、近年では地域通訳案内士の導入やインバウンドの活性化により子育て世代のママさん通訳・副業のサラリーマン通訳も増えてきています。裕福な方もいますが大半は、休日を1日ボランティアに捧げる余裕はなく家族の食費をかせぐべくがんばっている方です。ここでボランティアと本業の通訳が混じると意見が分かれることもあるかもしれません。
ではきっぱりと仕事とボランティアにわければよいという意見もあるかもしれませんが、ことはそんなに単純でもありません。ボランティアで先輩たちに学べることも多いですし、あくまで自己研鑽の場としてボランティア団体に入っていくことも、私は悪くないと思っています。
今も半日程度のボランティアで学べる可能性があれば引き受けたい気持ちはあります。(^o^)
また資格者と無資格者が混在して有資格者だけに給料が支払われると、同じ業務内容にも関わらず有償の方を無償の方が隣に混在して労働することになり、これまたトラブルのもとです。
たしかに有資格者は資格があるので優遇されるべきなのですが、ここで困るのが医師免許や薬剤師免許・弁護士免許ほどはっきりと できる できない と別れないのがガイドです。資格を持っていても会話がまだまだの方も多々いますし、資格がなくても本当に知識も豊富で英語も上手なかたもいるのが現状です。とはいえ、やはり集団で考えると有資格者はレベルが高くなるのでしっかりと対価をいただいたほうがよいかと思っています。
有資格者と無資格者についての対価の問題については簡単な問題ではないのですが、個人的には有資格者が本当に有資格者たる実力を持っていれば問題はないのかと思います。
今は私も、英検1級の入口付近の能力しかないのでいろいろ思うのかもしれません。圧倒的な語学力や人間力があれば必ずニーズはあるはずです。全国通訳案内士でもよく議論されますが、動かずに仕事がなく消えていくガイドさんも多いですが、暮らしていけてる方も一定量いますので必ずやりようがあるはずです。おそらくどの職業でも成功者と失敗者がいるはずです。通訳ガイドは少しだけ立ち上がりが大変なのかもしれませんが、あきらめずに、学びつづけたいと思います。
コロナでどれだけ世界的に経済被害が出るか分かりませんが、その後の東京オリンピックや観光がどれだけ幸せかを考えながらがんばりましょう!